2025年度後期NHK連続テレビ小説:朝ドラ『ばけばけ』の放送が待ち遠しい!…と思いきや、すでにネット上では「つまらないのでは?」「期待できない」といったひどい声がちらほら聞こえてくるのをご存知でしょうか?
例えば、照明などにこだわり過ぎて朝ドラの域を超え、大河ドラマ、さらには映画っぽいと言われたりします。
また、英文タイトルが『THE GHOST WRITER’S WIFE』で「怪談作家の妻」、「ゴーストライターは妻」というへんてこな意味を含めるこだわりからも感じられます。
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯にインスパイアされ、妖怪や民俗学をテーマに据えるという異色の挑戦は、期待と同時に大きな不安も生んでいます。
朝ドラ『ばけばけ』は「怪談」にフォーカスすればよいのですが、「へんてこな話」を創作してしまうため、つまらなくなるのではと危惧しています。
さらに、前作『あんぱん』最終回の最高視聴率が18.1%と大好評だけに、後釜の『ばけばけ』がその波に乗れるか、見ない層が増えないか心配です。
でもがっかり感はなく、11月時点で視聴率は『おむすび』よりは上です。
今回は、そんな朝ドラ『ばけばけ』に対する不安の声にスポットを当て、なぜ早くも「つまらない」「面白くない」といったひどい評価が下されているのか、その具体的な理由と背景を徹底解説していきます。
もしかしたら、あなたの疑問もここで解消されるかもしれません!
見ない?朝ドラ「ばけばけ」つまらないし面白くない?ひどい理由はコレ!

朝ドラ「ばけばけ」つまらないし面白くない?ひどい理由は
- オープニングの文字が小さくて中高年には不親切
- 幼少期のトキが第1週第4話で終わってしまう
- 怪談話でなくて主人公:松野トキの顔が『変顔』で化ける
- 松江の宍道湖からみて日の出の方向と出雲大社の方向があべこべ
- 雨清水傅があっけなく天に召され、タエは物乞いに
- ラフカディオ・ハーンのモデルの違和感
- 令和の時代に朝から日活ロマンポノレノやピソク映画を彷彿させるカメラカットとセクハラとダキタクナイ
- ヘブンの不満を生徒にヒアリングさせてノートに書かせる?史実には無いと思われるけど大丈夫?
- 妖怪・ファンタジー要素のテーマ
- 脚本家の作風
が挙げられますので詳しくご紹介します。
オープニングの文字が小さくて中高年には不親切(改善してくれたっぽい)
【「年寄りには厳しい」朝ドラ『ばけばけ』開始も視聴者から早速指摘された“問題点”…博多華丸も苦言】https://t.co/EZWFemWEhA #NHK #ヒロイン #女優 #朝ドラ #髙石あかり #女性自身[@jisinjp]
— 女性自身【公式・光文社】 (@jisinjp) September 29, 2025
オープニングのキャストなどの文字がちっさい・・見えづらい・・・
「NHK+配信中」の文字が大きいのに・・
NHK ONE(9/30まではNHK+)をアピールするほど朝ドラ離脱を食い止めたいのか・・『おむすび』のせいなのか
筆者も中年の一人なのですが・・ほんと見づらい。多分、私だけじゃないはず。
初っ端からストレスが溜まる方もいたのでは?
博多華丸さんも言ってたし。インスタライブをしていた高石あかりさんも痛いところ疲れた感じでしたし、これは絶対に改善してくれるはず!
ばけばけのオープニングの「スタッフロールの字が小さい」問題見たwww
— 餅太郎 (@motitaro) September 30, 2025
マジちっせえwwwww ウケるwwww 42型テレビでこのサイズやで現場のモニターじゃどんな見え方しとったん
使えんオシャレデザインレベルやん 朝ドラのやることか? pic.twitter.com/VeVHLq2IZq
前作『あんぱん』と比べオープニング映像がスナップ写真のスライドショーでボラギノールのCMみたいでショボい
ヘブンとトキの写真カットが登場するのはいいのですが・・・ボラギノールのCMみたいでショボい。
幼少期(子役パート)のトキが第1週第4話で終わってしまう

朝ドラ「ばけばけ」主人公:トキの幼少期(子役パート)が一週間の第4話で終わってしまいます。
ちなみに、前作:「あんぱん」では2週間子役パートがありました。
子役パートがなく、やっつけ作業で子役パートを設けた「おむすび」よりマシですが。
とにかく、第一週のトキが考えている事が大人のトキにどう反映されるか注目ですね。
しじみ汁を飲んで「はぁ~」からの「はしたない」がしつこい
しじみ汁は松江の血液じゃはいいんですが・・・
トキがしじみ汁を飲んで「はぁ~」というのに対して、司之介が「はしたない」・・これしつこい。
亡くなった人の遺族が近くにいる状況での「よかったあ〜」というセリフなど、朝から気分が悪くなる描写がある。
家出した司之介を心配するトキとフミ、ある日、亡くなった方がみつかり、亡骸をみて司之介じゃないことを知って
『よかった~』と・・・それは口に出しちゃダメでしょう・・・朝から気分が悪くなりました。
子役パートで父親と共に水落ちミッション完了

朝ドラ恒例、水落ちミッションは子役パートで完了。。
子役パートで水落ちか・・前作『あんぱん』は漫画の中であり、実際は水落ちしてないからそれよりマシか。
▼前作『ばんぱん』の水落ちはこちらからどうぞ
▶▶▶朝ドラあんぱんつまらないし面白くない?ひどい理由は本当?
武士の父親に「帰るよ!」とタメ口を叩く不自然さ
武士の父親に「帰るよ!」はダメでしょう・・・
しめこ汁とは・・・ウサギを食べてしまい気持ち悪い
NHK連続テレビ小説 ごちそうさんレシピブック2 【製作協力】NHKドラマ制作班+広里貴子【中古】
司之介が商いをはじめようと、ウサギあつかうことになるが、ウサギ相場が暴落してタダ同然に。
『しめこ汁』として、トキをだまして食べさせようとしたところが不快ですね。。
ウサ右衛門が『しめこ汁』に化けた・・・
しめこって・・・ウサギを『しめ・・ こ・・ロス』だったりして・・
大阪放送局(BK)制作の朝ドラのご飯と言えば、料理指導の広里貴子さんですが・・・
しめこ汁も忠実に再現したのかしら?
ウサギ汁を食べたショックで母から怪談話を聞くトキ・・・子トキは第4話にて退場。
朝ドラちゃんねる子役パートは母親から聞いた怪談話がキーになるのかな・・・
怪談話でなくて主人公:松野トキの顔が『変顔』で化ける?


第5話から登場の大人になったトキ。
怪談話より、『変顔』の方が多いと思うのはわたしだけでしょうか。
視聴者が指摘する“見づらさ”と“違和感”― 演出・脚本・演技への主な不満点を整理 ―
朝ドラ『ばけばけ』第2週「ムコ、モラウ、ムズカシ。」は、物語の転換点を迎える週として注目されましたが、その独特な演出やテンポをめぐり、SNSやレビューサイトでは賛否両論の声が見られました。
特に「聞き取りにくい」「トーンが暗い」など、朝ドラらしさを求める層からの戸惑いが指摘されています。
朝ドラらしくない“暗さ”とコント調の“軽さ” ― 演出と脚本への違和感
視聴者の感想では、「全体的にトーンが落ち着きすぎていて、朝ドラの明るさが感じにくい」といった声が寄せられています。
一方で、松野家のやりとりなどに見られる軽妙なコメディ要素については、「笑いのテンポが独特で、作品の雰囲気に合わないように感じる」という意見もありました。
また、舞台が明治時代であるにもかかわらず、「台詞が現代的で時代背景との違和感がある」という指摘もSNS上で複数見られます。
こうした“暗さ”と“軽さ”の同居が、作品全体のトーンをやや不安定にしているという印象を持つ視聴者もいるようです。
早口な台詞回しと“聞き取りづらさ” ― 視聴者の共通する不満点
主人公をはじめとする登場人物の台詞が「早口で聞き取りづらい」という感想は、SNSやニュースサイトの反響まとめ(引用元:マグミクス)でも紹介されています。
中には、「早口すぎて内容が入ってこない」「字幕を見ないと理解が難しい」といった投稿も見られ、高齢層を中心に聞き取りのしにくさが課題として挙げられています。
また、演技面では「キャラクターの話し方に違和感がある」「武士らしさが感じにくい」といった意見もあり、時代劇的なリアリティを期待した視聴者の一部には受け入れがたい部分がありました。
変顔のまま無言で尺稼ぎ?『松江に帰ります』というまで1分以上の謎の間


第4週「フタリ、クラス、シマスカ?」 第20回では、錦織や銀二郎と共に、牛乳でお祝いし、牛乳の口髭で・・
「松江に帰ります」
とセリフが出るまで約一分間以上、BGM以外無言状態で・・・
筆者はトキが松江に残った松野家の家族を考えた結果であって、単なる尺稼ぎでないことを信じたいです。
松江の宍道湖からみて日の出の方向と出雲大社の方向があべこべ


朝日と出雲大社の方向にむけて、柏手を打つトキと銀二郎、筆者は何も感じませんでしたが、
今朝の朝ドラ『ばけばけ』 湖から上る朝日に向かって手を合わせ、それから湖に背を向けて出雲の大社に手を合わせてるけど、松江からなら日が昇るのは湖とは反対側だし、出雲の大社があるのは宍道湖の方向だろ。そんな初歩的なミスするなよ馬鹿。#ばけばけ反省会
— 江草乗(維新の会被害者同盟・専務理事) (@exajoe) October 13, 2025
という指摘が・・・松江が舞台でしたよね・・Googleマップでみると
確かに・・松江から宍道湖をみると出雲大社がある西の方になりますね・・夕日の設定にすればよかったね。。と
雨清水傅があっけなく天に召され、タエは物乞いに
\新着記事📝/
— entax(エンタックス)公式 (@entax_news) October 17, 2025
NHK朝ドラ『ばけばけ』👻
雨清水傅 役・ #堤真一
『死んでも死に切れん』
最期の場面での
妻・タエ(#北川景子)への思いとは…💭#朝ドラばけばけ @asadora_bk_nhk #髙石あかり https://t.co/3OFr8UOIKh
トキに生みの親について、真実を最後まで、伝えずあっけなく亡くなった傅。
あまりにもあっけなさすぎで、おトキも取り乱し方が分からなくなるほどに。
傅とおトキは、結局、ランデブーぐらいしか記憶がない・・
もうちょっとインパクトあったらなぁ・・例えば、前作『あんぱん』では結太郎が
「おなごでも大志を抱けや」
と言ったように、トキの今後に影響を与えるセリフが欲しかったな・・と。
雨清水傅と共通点は怪談松風ぐらいだけか。
傅が亡くなり物乞いするまで落ちぶれたタエの身なりが相応しくない


雨清水傅が亡くなり、雨清水家は松江を去ったが・・ある日トキが物乞いをするタエを見かけます。。
しかし、物乞いしている割には服とかが着物をきていて・・全然物乞いっぽくなく・・
俳優の北川景子さんに忖度してドラマ制作側がガチの物乞いまでにはしなかったのかな。
北川景子さんのファンにとっては、物乞いしている役なんてみたくないですしね。
第6週の台本です。
— 北川景子/ Keiko Kitagawa (@KKeiko_official) November 5, 2025
ネタバレになるかと思い、載せていませんでした!
今日から私は物乞いとして出演しています。
引き続きよろしくお願いします☺️#ばけばけ pic.twitter.com/Z0Fp4p0N6B
セーラームーンから物乞い役なんて想像したくないですしね。「ウィッュ!」
▼俳優の北川景子さんの若い頃はこちらからどうぞ
▶▶▶北川景子若い頃のドラマ映画代表作は?ギャル時代からの変遷
違和感の塊?朝ドラ「ばけばけ」キャスティングが招く歴史的リアリティの崩壊
📢朝ドラ「ばけばけ」予告映像を解禁
— 朝ドラ「ばけばけ」公式|9月29日(月)放送開始 (@asadora_bk_nhk) July 4, 2025
撮影中の「ばけばけ」の映像をお届けします。
どんな物語なのか、楽しみにお待ちください!#ばけばけ#髙石あかり #トミー・バストウ #吉沢亮 pic.twitter.com/dkOwtkQuEd
ドラマ、特に歴史的な背景を持つ作品において、キャスティングは常に視聴者の最初の、そして最も厳しいチェックの対象となります。
朝ドラ「おむすび」とは違い、登場人物が歴史上の人物をモデルとしている場合、その選択は単なる外見の好みを超え、作品の歴史的信憑性そのものに深く関わってきます。
朝ドラ『ばけばけ』の場合、ある特定のキャスティングが、すでに大きな懸念材料として浮上しています。
朝ドラ「ばけばけ」におけるラフカディオ・ハーン役のトミー・バストウ氏に募る違和感
朝ドラ『ばけばけ』において、最も早くから物議を醸しているのが、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)のモデルとなるレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウ氏の起用です。
このキャスティングが問題視される最大の理由は、ハーンの実際の身体的特徴との間に存在する、看過できないほどの大きな違いがあります。
歴史上のラフカディオ・ハーンは、「背が低く」、具体的には約160cm(5フィート3インチ)と記録されており、「小柄な体格」として知られていました。
しかし、今回キャスティングされたトミー・バストウ氏は、なんと188cm(6フィート2インチ)という長身です。
この約30cmもの身長差は、単なる外見上の違いに留まりません。
ハーンの「内向的で学者肌、繊細な性格」 は、その小柄な体格と相まって、異国の地である日本で彼がどのように感じ、行動し、周囲からどのように見られたかに深く影響を与えたはずです。
このように、歴史上の人物の根本的な身体的特徴を無視したキャスティングは、視聴者に「歴史的リアリティへの配慮が足りないのではないか」という強い違和感を与えかねません。
背が高く、外見的に堂々とした人物が、ハーンが実際に経験したであろう身体的な脆弱性や、異文化の中での繊細な心の動きを、説得力を持って表現できるのかという疑問が湧き上がります。
これは、単なる見た目の問題ではなく、キャラクターの本質的な部分、ひいては物語全体の説得力に関わる重大な懸念点となるのです。



身長にこだわらないというのであれば、左目にコンタクトを入れるのはやめてほしいですね。トミー・バストウさんの左目が痛そうだし。
朝ドラ「ばけばけ」の初期段階での信頼性低下がもたらす長期的な影響
このような明白な身体的特徴の無視は、単なるキャスティングミス以上の問題を引き起こします。
視聴者は、ドラマ制作陣がどれだけ歴史的背景や人物像に真摯に向き合っているのかを測る指標として、キャスティングを重要視する傾向があります。
特に朝ドラの主要な視聴者層である年配の女性層は、時代劇や歴史を題材にした作品において、史実への忠実さや登場人物の描写の深さを高く評価します。
初期段階でのこうした「違和感」は、SNSなどを通じて瞬く間に拡散され、ドラマ全体の信頼性や期待感を大きく損なう可能性があります。
もし制作側が、これほど明確で容易に確認できる歴史的事実を軽視しているのであれば、他の部分でも同様の「手抜き」や「不正確さ」があるのではないかという疑念を視聴者に抱かせかねません。
朝ドラ「おむすび」も主人公:米田結が全く登場しないということがあり、結果、朝ドラ史上最低の視聴率を記録しました。
朝ドラ『ばけばけ』が目指す「歴史と想像力のユニークな融合」 というテーマも、まずは歴史的基盤がしっかりしているからこそ、その上に築かれるファンタジー要素が受け入れられるものです。
その土台が揺らぐことで、視聴者は物語そのものに入り込みにくくなり、結果として「つまらない」「面白くない」という評価に繋がりやすくなるでしょう。
令和の時代に朝から日活ロマンポノレノやピソク映画を彷彿させるカメラカットとセクハラとダキタクナイ


第24話では花田旅館のお風呂のお湯が熱すぎて『ジゴク』と言いながら湯舟から飛び出したヘブン。
浴衣を羽織ったものの、下腹部は出しっぱなしで、その様子を女中に見られ・・
いちおう、ヘブンの局部は湯呑みに隠されていたので、テレビではセーフなのですが・・・
令和の時代に朝から日活ロマンポノレノやピソク映画を彷彿させるカメラカットはどうなんでしょうか。
ちなみに、このカメラ撮影方法は検閲対策や映倫(映画倫理委員会)の規制を回避するための手法として有名でした。
トキの太ももをみて『ブシノ ムスメ チガウ』発言!小泉家の子孫大丈夫??


第7週第31回では、女中になることに決めたトキが、ヘブンに言われるがまま、腕や太ももをさらけ出し・・
『ブシノ ムスメ チガウ!ウデ フトイ、アシ、フトイ!シゾク チガウ』発言。。
さすがのトキも、『ひどい。。錦織さんどげなっちょるですか!』と激高!
これ史実にあったのかしら・・子孫の小泉凡氏はどう思うのだろう・・・
トキがヘブンの妾(ラシャメン)と勘違いして松野家激怒からの『ダキタクナイ』


そして、トキが渡した10円の借金がどこから手に入れたのか怪しいと思うフミらが、トキの後をつけたらヘブンの家に。
トキが「ラシャメン(妾)だが!」とフミにいうと
ヘブンが冗談じゃない!ふざけんな!『オトキサン、ラシャメン、チガイマス。 ジョチュウ、OK?』と言い出し、
『ダキタクナイ』と言い出す始末。それを受けて、
- トキは「それはそれで失礼だけん!」
- フミは「抱きたいでしょ!」
- 司之介は「そげじゃろが!」
という松野家のクズっぷり、そして安定の勘右衛門が「ペリー!覚悟〜!」と


ヘブンが要求した、腕と太もも見せはなんだったのだろうかと。



第7週は、怪談の『か』の字もなかったな・・・。
ヘブンの不満を生徒にヒアリングさせてノートに書かせる?史実には無いと思われるけど大丈夫?
第28回でヘブンが勤務する学校で生徒にこれから話す英語をノートに書き留めるように・・は良いのですが、その話の内容が・・
あの旅館の主人は酷ひどい男だ。
ばけばけ28回よりヘブンのセリフの日本語訳から
早く出ていきたい
女中さえみつかれば すぐに出ていけるのに
一体 あの男は何をやってるんだ
ヘブンの不満を生徒に書かせるクソ授業では。。
そして第36回では
女中を雇っただけで酷い目にあった
ばけばけ36回よりヘブンのセリフの日本語訳から
色眼鏡で見ないでほしい
君に言っている わかっているよな
こんなエピソード、史実には無いと思われます。
小泉八雲の子孫はコレどう思うのだろう・・
がっかり感ある?朝ドラ「ばけばけ」の期待と不安が交錯する物語の方向性
キャスティングの懸念に加えて、『ばけばけ』の物語の方向性や脚本家の作風も、視聴者の間で期待と不安が交錯する要因となっています。
これらの要素が複合的に作用することで、従来の朝ドラ視聴者が抱く期待との間に、大きなギャップが生じる可能性が指摘されています。
「妖怪」と「ファンタジー」要素:朝ドラジャンルにおけるリスキーな賭け?
朝ドラ『ばけばけ』の物語の核となるのは、主人公・清が妖怪や民俗学と出会い、ラフカディオ・ハーンの作品に触れていくという点です。
公式発表では「歴史と想像力のユニークな融合」や「ファンタジー要素」が謳われていますが、これが朝ドラの視聴者層にどう響くかは未知数です。
朝ドラは幅広い層、特に年配の女性層に支持されており、彼らは往々にして「心温まる」「共感できる」「地に足の着いた」物語を求めます。
朝の帯ドラマは、日々の生活に寄り添い、ポジティブな気持ちで一日を始めるための「心の栄養」のような役割を果たすことが多いのです。
朝ドラ『ばけばけ』が掲げる「恐怖と人間性」 というテーマは、ラフカディオ・ハーンの代表作である『怪談』 に通じるものですが、朝の帯ドラマとしてはやや重厚すぎたり、あるいはファンタジー要素が強すぎたりすることで、従来の視聴者の期待と乖離する可能性があります。
このテーマ設定は、ある種のジャンルとしての自分が何者なのか分からなくなる心理的な危機状態を引き起こすかもしれません。
もしファンタジー要素が文字通りに描かれ、従来の朝ドラにはないような超常現象や、深く哲学的な「恐怖」が描かれた場合、「朝から見るにはちょっと…」「難解でついていけない」と感じさせ、視聴離れを招く可能性があります。
一方で、もしテーマを軽妙に扱いすぎれば、ラフカディオ・ハーンの作品の持つ深みや、日本の妖怪文化の奥深さを損なうことになり、ハーンのファンや民俗学に興味を持つ層を失望させるかもしれません。
どちらに転んでも、一部の視聴者を満足させられないというジレンマを抱えているのです。
脚本家の作風:「何も起きない物語」が招く日々の退屈
脚本を担当するのは、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」などを手がけたふじきみつ彦氏です 。
ふじき氏は自身の作風について「何も起きない物語を書いています」と説明しており 、「人生って光でも影でもないところがほとんどだなぁというのが僕の実感です」と語っています 。
彼は、キラキラしているわけでもなく、かといって影というほど暗くもない、「取り立てて人に話すほどでもない他愛もない時間」に光を当てる朝ドラを書きたいと述べています 。
彼の過去の作品である「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」も、「のほほんとしていて」「日常を描いたドラマ」として評価されており、「何の仕掛けもフラグもサプライズもない、ごく普通? いや、普通じゃない? な生活」が楽しめたという声もあります 。
朝ドラは半年間毎日放送される性質上、視聴者は日々新たな展開や感情の起伏を期待します。
物語が停滞したり、主要な通過点に到達するまでに時間がかかりすぎたりすると、視聴者はすぐに飽きてしまい、「話が進まない」「退屈」と感じてしまうリスクがあります。
ふじき氏の「何も起きない物語」という作風が強く踏襲された場合、序盤で視聴者を惹きつけきれず、日々の視聴習慣を確立できないまま、視聴離れを招くかもしれません。
これは、視聴率やSNSでの話題性 に直結する大きな問題であり、朝ドラというフォーマットが求めるテンポ感との根本的な不一致が、ドラマの成功にとって大きな足かせとなる可能性があります。
| つまらないし、おもしろくない点 | 具体的詳細 | 懸念される影響 |
|---|---|---|
| 文字が小さい | オープニングのスタッフロールの文字が小さい | このまま続ければ、中高年層の離脱。 |
| 子役パートがすぐ終わる | 子役パートが1週間でおわってしまう | 子役パートを期待した視聴者の離脱 |
| 松野トキの顔が『変顔』 | 怪談話よりトキの『変顔』の回数が多い | 多用することで視聴者が飽きてしまう懸念 |
| 松江の宍道湖からみて日の出の方向と出雲大社の方向があべこべ | 日の出と出雲大社の方向が違う | やっつけ感が伝わる懸念 |
| 雨清水傅があっけなく天に召される | 雨清水傅の最後のセリフが響かない | トキの将来に影響もない |
| ラフカディオ・ハーン役の身長問題 | 実際のハーン約160cmに対し、俳優トミー・バストウ188cmという約30cmの身長差 | 歴史的リアリティの喪失、キャラクター本質の歪曲、視聴者の没入感阻害、制作陣への不信感 |
| 検閲対策や映倫(映画倫理委員会)の規制を回避するための撮影法 | トミー・バストウの局部を湯呑みで隠したり、セクハラ発言 | 一部視聴者は不愉快に感じる |
| 妖怪・ファンタジー要素のテーマ | 朝ドラとしては異色の「妖怪」「恐怖と人間性」を核としたファンタジー要素 | 既存視聴者層(心温まる物語志向)とのミスマッチ、物語の難解化、テーマの深掘り不足による双方のファンからの不満 |
| 脚本家の作風(「何も起きない物語」) | ふじきみつ彦氏の「何も起きない物語」という作風、展開の遅さへの懸念 | 視聴者の離脱、日々の視聴習慣の定着困難、退屈感の増幅、SNSでのネガティブな話題拡散 |
視聴者の期待と現実のギャップ:なぜ「ばけばけ」は期待外れになりうるのか
これまでに述べてきた個別の懸念点は、最終的に「視聴者の期待」という大きな壁にぶつかることになります。
朝ドラは、単なるドラマ枠を超え、多くの日本人にとって生活の一部として定着した「文化」であり、特定の期待感が形成されています。
朝ドラの伝統と『ばけばけ』の逸脱
朝ドラは、NHKの看板番組であり、多くの日本人にとって「朝の顔」とも言える存在です。
その魅力は、多くの場合、困難に立ち向かう主人公の姿を描く「心温まる」物語、そして「歴史的正確さ」を重んじる点にあります。
日々の生活に寄り添い、ポジティブな気持ちで一日を始めるための「心の栄養」のような役割を果たすことが、長年にわたる朝ドラの成功の秘訣でした。
しかし、『ばけばけ』は、前述の「身長問題」に代表されるキャスティングの違和感、そして「妖怪」や「恐怖と人間性」といった、朝ドラとしては異色のテーマ を掲げています。
さらに、脚本家の「何も起きない物語」という作風 も加わり、これらの要素が複合的に作用することで、従来の朝ドラが提供してきた「安心感」や「共感性」とは異なる体験を視聴者に強いる可能性があります。
個々の要素は斬新かもしれませんが、それらが集まることで、従来の朝ドラファンにとっては「これは私たちが求めている朝ドラではない」という感覚を生み出すかもしれません。
初期印象の力とオンラインでの拡散
現代において、ドラマの評価は放送前からSNSで形成されがちです。
例えば、X(旧Twitter)で”#朝ドラばけばけ反省会”のハッシュタグのポストが挙がると考えられます。
その際、キャスティング発表時の「身長問題」のような具体的な懸念は、瞬く間にネット上で拡散され、朝ドラ『ばけばけ』に対するネガティブな初期印象を決定づけてしまう可能性があります。
この初期の「つまらないかもしれない」という空気は、単なる個人の感想に留まらず、多くの潜在的視聴者に影響を与えます。
一度「つまらない」「面白くない」というレッテルが貼られてしまうと、その後の視聴者は、無意識のうちにその評価を裏付ける要素を探しがちになります。
どんなに良い演技や展開があったとしても、この初期のバイアスを覆すのは至難の業です。
視聴者は、ドラマの細かな欠点にも敏感になり、それがさらにネガティブな評価を加速させるという悪循環に陥ることもあります。
結果として、視聴者の期待と、実際に提供される物語との間に大きなギャップが生まれ、「期待外れ」という評価につながるでしょう。
この初期段階での評判の形成は、特に毎日放送される朝ドラにとって、長期的な視聴率と人気に直結する極めて重要な要素となります。
NHKと朝ドラの未来への影響
先日、デイリースポーツでこんな記事がありました。
NHK大阪放送局(BK):平局長が「数字へのこだわりはないです」発言
NHK大阪・平局長 金子隆博氏のサックス演奏に「心にくる音楽になっているだろう」|東スポWEB https://t.co/Qc2hl8YH7e
— 東スポ (@tospo_prores) June 19, 2025
大阪局制作の作品では24年度後期の「おむすび」が平均世帯視聴率を歴代最低を記録。
平局長は「数字へのこだわりはないです」としつつ、
引用元:デイリースポーツ
「とにかく多くの人に見ていただいて、元気づけられるね、あるいは、楽しいねとか。そういう共感のドラマを現場は作っていると思う。皆が大事な、伝えたいメッセージを番組に込めて作れるか、というところを見ていきたい」と、語った。
NHK大阪放送局(BK):平局長が「数字へのこだわりはないです」との記事。
これは、ちょっと困りものです。



「数字へのこだわりはないです」と言っている時点で
朝ドラを見てほしい!という気概が全く感じられません。
朝ドラはNHKの「顔」であり、その成功は局の信頼性や視聴率に直結します。
もし朝ドラ『ばけばけ』が視聴者の期待に応えられず、「つまらない」という評価が定着してしまった場合、それは単に一作品の失敗に留まらず、NHK全体のブランドイメージ、ひいては今後の朝ドラシリーズ全体の方向性にも影響を及ぼしかねません。
近年、朝ドラは多様なテーマや演出に挑戦し、視聴者の反応も様々でした。
例えば、朝ドラ「おむすび」では「ギャル」をテーマに挑戦しましたが、朝ドラ歴代最低視聴率を記録してしまいました。
こうした中で朝ドラ『ばけばけ』が大きくつまずけば、NHKは今後の朝ドラ制作において、より保守的な路線に戻る可能性も考えられます。
これは、新たな挑戦や創造的な試みが抑制され、結果として朝ドラ全体の魅力が低下する「朝ドラ疲れ」を招くかもしれません。
視聴者の信頼を失うことは、次の作品への期待値低下にもつながり、負の連鎖を生む可能性があります。
朝ドラという国民的コンテンツの未来を左右する意味でも、『ばけばけ』の成否は大きな注目を集めています。
▼NHKに「喝」を入れるためにも視聴率を注視します。
▶▶▶ばけばけ視聴率推移一覧『グラフ』でおむすびと比較する速報
朝ドラ「ばけばけ」つまらないし面白くない?ひどい理由はコレ!まとめ
ここまで、『ばけばけ』が放送前から「つまらない」「面白くない」と囁かれる具体的な理由を深掘りしてきました。
ラフカディオ・ハーンのモデルとなるレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウ氏の身長問題に象徴されるキャスティングの違和感は、歴史的リアリティへの配慮不足として、視聴者の信頼を揺るがす可能性があります。
また、妖怪というテーマが朝ドラの従来の視聴者層にどう受け入れられるかというジャンル的なミスマッチ、そして脚本家であるふじきみつ彦氏の「何も起きない物語」という作風は、日々の視聴を継続させる上での大きなハードルとなるでしょう。
これらの要素が複合的に絡み合い、視聴者の期待との間に大きなギャップを生み出す可能性が指摘されます。
もちろん、実際に放送が始まってみなければ本当の評価は分かりません。
しかし、これらの懸念点が、視聴者の皆さんの『ばけばけ』に対する初期の印象を大きく左右するであろうことは間違いありません。
当サイトでは朝ドラ「ばけばけ」をさらに詳しくご紹介しています!
当サイトでは朝ドラ「ばけばけ」についてさらに詳しくご紹介しています。
順次更新いたしますのでお楽しみに!!
- あらすじ情報:ばけばけネタバレあらすじ吹き出しを最終回まで最新週を紹介
- ロケ地・撮影場所情報:ばけばけロケ地舞台はどこ?何県?撮影場所は京都・島根・滋賀
- 数字でみる「ばけばけ」:ばけばけ視聴率推移一覧『グラフ』でおむすびと比較する速報


