2025年度後期NHK連続テレビ小説:朝ドラ『ばけばけ』の放送が待ち遠しい!…と思いきや、すでにネット上では「つまらないのでは?」「期待できない」といったひどい声がちらほら聞こえてくるのをご存知でしょうか?
ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯にインスパイアされ、妖怪や民俗学をテーマに据えるという異色の挑戦は、期待と同時に大きな不安も生んでいます。
今回は、そんな朝ドラ『ばけばけ』に対する不安の声にスポットを当て、なぜ早くも「つまらない」「面白くない」といったひどい評価が下されているのか、その具体的な理由と背景を徹底解説していきます。もしかしたら、あなたの疑問もここで解消されるかもしれません!
朝ドラ「ばけばけ」つまらないし面白くない?ひどい理由はコレ!

朝ドラ「ばけばけ」つまらないし面白くない?ひどい理由は
- ラフカディオ・ハーンのモデルの違和感
- 妖怪・ファンタジー要素のテーマ
- 脚本家の作風
が挙げられますので詳しくご紹介します。
違和感の塊?朝ドラ「ばけばけ」キャスティングが招く歴史的リアリティの崩壊
📢朝ドラ「ばけばけ」予告映像を解禁
— 朝ドラ「ばけばけ」公式|9月29日(月)放送開始 (@asadora_bk_nhk) July 4, 2025
撮影中の「ばけばけ」の映像をお届けします。
どんな物語なのか、楽しみにお待ちください!#ばけばけ#髙石あかり #トミー・バストウ #吉沢亮 pic.twitter.com/dkOwtkQuEd
ドラマ、特に歴史的な背景を持つ作品において、キャスティングは常に視聴者の最初の、そして最も厳しいチェックの対象となります。
朝ドラ「おむすび」とは違い、登場人物が歴史上の人物をモデルとしている場合、その選択は単なる外見の好みを超え、作品の歴史的信憑性そのものに深く関わってきます。
朝ドラ『ばけばけ』の場合、ある特定のキャスティングが、すでに大きな懸念材料として浮上しています。
朝ドラ「ばけばけ」におけるラフカディオ・ハーン役のトミー・バストウ氏に募る違和感
朝ドラ『ばけばけ』において、最も早くから物議を醸しているのが、ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)のモデルとなるレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウ氏の起用です。
このキャスティングが問題視される最大の理由は、ハーンの実際の身体的特徴との間に存在する、看過できないほどの大きな違いがあります。
歴史上のラフカディオ・ハーンは、「背が低く」、具体的には約160cm(5フィート3インチ)と記録されており、「小柄な体格」として知られていました。
しかし、今回キャスティングされたトミー・バストウ氏は、なんと188cm(6フィート2インチ)という長身です。
この約30cmもの身長差は、単なる外見上の違いに留まりません。
ハーンの「内向的で学者肌、繊細な性格」 は、その小柄な体格と相まって、異国の地である日本で彼がどのように感じ、行動し、周囲からどのように見られたかに深く影響を与えたはずです。
このように、歴史上の人物の根本的な身体的特徴を無視したキャスティングは、視聴者に「歴史的リアリティへの配慮が足りないのではないか」という強い違和感を与えかねません。
背が高く、外見的に堂々とした人物が、ハーンが実際に経験したであろう身体的な脆弱性や、異文化の中での繊細な心の動きを、説得力を持って表現できるのかという疑問が湧き上がります。
これは、単なる見た目の問題ではなく、キャラクターの本質的な部分、ひいては物語全体の説得力に関わる重大な懸念点となるのです。

身長にこだわらないというのであれば、左目にコンタクトを入れるのはやめてほしいですね。トミー・バストウさんの左目が痛そうだし。
朝ドラ「ばけばけ」の初期段階での信頼性低下がもたらす長期的な影響
このような明白な身体的特徴の無視は、単なるキャスティングミス以上の問題を引き起こします。
視聴者は、ドラマ制作陣がどれだけ歴史的背景や人物像に真摯に向き合っているのかを測る指標として、キャスティングを重要視する傾向があります。
特に朝ドラの主要な視聴者層である年配の女性層は、時代劇や歴史を題材にした作品において、史実への忠実さや登場人物の描写の深さを高く評価します。
初期段階でのこうした「違和感」は、SNSなどを通じて瞬く間に拡散され、ドラマ全体の信頼性や期待感を大きく損なう可能性があります。
もし制作側が、これほど明確で容易に確認できる歴史的事実を軽視しているのであれば、他の部分でも同様の「手抜き」や「不正確さ」があるのではないかという疑念を視聴者に抱かせかねません。
朝ドラ「おむすび」も主人公:米田結が全く登場しないということがあり、結果、朝ドラ史上最低の視聴率を記録しました。
朝ドラ『ばけばけ』が目指す「歴史と想像力のユニークな融合」 というテーマも、まずは歴史的基盤がしっかりしているからこそ、その上に築かれるファンタジー要素が受け入れられるものです。
その土台が揺らぐことで、視聴者は物語そのものに入り込みにくくなり、結果として「つまらない」「面白くない」という評価に繋がりやすくなるでしょう。
朝ドラ「ばけばけ」の期待と不安が交錯する物語の方向性
キャスティングの懸念に加えて、『ばけばけ』の物語の方向性や脚本家の作風も、視聴者の間で期待と不安が交錯する要因となっています。
これらの要素が複合的に作用することで、従来の朝ドラ視聴者が抱く期待との間に、大きなギャップが生じる可能性が指摘されています。
「妖怪」と「ファンタジー」要素:朝ドラジャンルにおけるリスキーな賭け?
朝ドラ『ばけばけ』の物語の核となるのは、主人公・清が妖怪や民俗学と出会い、ラフカディオ・ハーンの作品に触れていくという点です。
公式発表では「歴史と想像力のユニークな融合」や「ファンタジー要素」が謳われていますが、これが朝ドラの視聴者層にどう響くかは未知数です。
朝ドラは幅広い層、特に年配の女性層に支持されており、彼らは往々にして「心温まる」「共感できる」「地に足の着いた」物語を求めます。
朝の帯ドラマは、日々の生活に寄り添い、ポジティブな気持ちで一日を始めるための「心の栄養」のような役割を果たすことが多いのです。
朝ドラ『ばけばけ』が掲げる「恐怖と人間性」 というテーマは、ラフカディオ・ハーンの代表作である『怪談』 に通じるものですが、朝の帯ドラマとしてはやや重厚すぎたり、あるいはファンタジー要素が強すぎたりすることで、従来の視聴者の期待と乖離する可能性があります。
このテーマ設定は、ある種のジャンルとしての自分が何者なのか分からなくなる心理的な危機状態を引き起こすかもしれません。
もしファンタジー要素が文字通りに描かれ、従来の朝ドラにはないような超常現象や、深く哲学的な「恐怖」が描かれた場合、「朝から見るにはちょっと…」「難解でついていけない」と感じさせ、視聴離れを招く可能性があります。
一方で、もしテーマを軽妙に扱いすぎれば、ラフカディオ・ハーンの作品の持つ深みや、日本の妖怪文化の奥深さを損なうことになり、ハーンのファンや民俗学に興味を持つ層を失望させるかもしれません。
どちらに転んでも、一部の視聴者を満足させられないというジレンマを抱えているのです。
脚本家の作風:「何も起きない物語」が招く日々の退屈
脚本を担当するのは、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」などを手がけたふじきみつ彦氏です 。
ふじき氏は自身の作風について「何も起きない物語を書いています」と説明しており 、「人生って光でも影でもないところがほとんどだなぁというのが僕の実感です」と語っています 。
彼は、キラキラしているわけでもなく、かといって影というほど暗くもない、「取り立てて人に話すほどでもない他愛もない時間」に光を当てる朝ドラを書きたいと述べています 。
彼の過去の作品である「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」も、「のほほんとしていて」「日常を描いたドラマ」として評価されており、「何の仕掛けもフラグもサプライズもない、ごく普通? いや、普通じゃない? な生活」が楽しめたという声もあります 。
朝ドラは半年間毎日放送される性質上、視聴者は日々新たな展開や感情の起伏を期待します。
物語が停滞したり、主要な通過点に到達するまでに時間がかかりすぎたりすると、視聴者はすぐに飽きてしまい、「話が進まない」「退屈」と感じてしまうリスクがあります。
ふじき氏の「何も起きない物語」という作風が強く踏襲された場合、序盤で視聴者を惹きつけきれず、日々の視聴習慣を確立できないまま、視聴離れを招くかもしれません。
これは、視聴率やSNSでの話題性 に直結する大きな問題であり、朝ドラというフォーマットが求めるテンポ感との根本的な不一致が、ドラマの成功にとって大きな足かせとなる可能性があります。
つまらないし、おもしろくない点 | 具体的詳細 | 懸念される影響 |
---|---|---|
ラフカディオ・ハーン役の身長問題 | 実際のハーン約160cmに対し、俳優トミー・バストウ188cmという約30cmの身長差 | 歴史的リアリティの喪失、キャラクター本質の歪曲、視聴者の没入感阻害、制作陣への不信感 |
妖怪・ファンタジー要素のテーマ | 朝ドラとしては異色の「妖怪」「恐怖と人間性」を核としたファンタジー要素 | 既存視聴者層(心温まる物語志向)とのミスマッチ、物語の難解化、テーマの深掘り不足による双方のファンからの不満 |
脚本家の作風(「何も起きない物語」) | ふじきみつ彦氏の「何も起きない物語」という作風、展開の遅さへの懸念 | 視聴者の離脱、日々の視聴習慣の定着困難、退屈感の増幅、SNSでのネガティブな話題拡散 |
視聴者の期待と現実のギャップ:なぜ「ばけばけ」は期待外れになりうるのか
これまでに述べてきた個別の懸念点は、最終的に「視聴者の期待」という大きな壁にぶつかることになります。
朝ドラは、単なるドラマ枠を超え、多くの日本人にとって生活の一部として定着した「文化」であり、特定の期待感が形成されています。
朝ドラの伝統と『ばけばけ』の逸脱
朝ドラは、NHKの看板番組であり、多くの日本人にとって「朝の顔」とも言える存在です。
その魅力は、多くの場合、困難に立ち向かう主人公の姿を描く「心温まる」物語、そして「歴史的正確さ」を重んじる点にあります。
日々の生活に寄り添い、ポジティブな気持ちで一日を始めるための「心の栄養」のような役割を果たすことが、長年にわたる朝ドラの成功の秘訣でした。
しかし、『ばけばけ』は、前述の「身長問題」に代表されるキャスティングの違和感、そして「妖怪」や「恐怖と人間性」といった、朝ドラとしては異色のテーマ を掲げています。
さらに、脚本家の「何も起きない物語」という作風 も加わり、これらの要素が複合的に作用することで、従来の朝ドラが提供してきた「安心感」や「共感性」とは異なる体験を視聴者に強いる可能性があります。
個々の要素は斬新かもしれませんが、それらが集まることで、従来の朝ドラファンにとっては「これは私たちが求めている朝ドラではない」という感覚を生み出すかもしれません。
初期印象の力とオンラインでの拡散
現代において、ドラマの評価は放送前からSNSで形成されがちです。
例えば、X(旧Twitter)で”#朝ドラばけばけ反省会”のハッシュタグのポストが挙がると考えられます。
その際、キャスティング発表時の「身長問題」のような具体的な懸念は、瞬く間にネット上で拡散され、朝ドラ『ばけばけ』に対するネガティブな初期印象を決定づけてしまう可能性があります。
この初期の「つまらないかもしれない」という空気は、単なる個人の感想に留まらず、多くの潜在的視聴者に影響を与えます。
一度「つまらない」「面白くない」というレッテルが貼られてしまうと、その後の視聴者は、無意識のうちにその評価を裏付ける要素を探しがちになります。
どんなに良い演技や展開があったとしても、この初期のバイアスを覆すのは至難の業です。
視聴者は、ドラマの細かな欠点にも敏感になり、それがさらにネガティブな評価を加速させるという悪循環に陥ることもあります。
結果として、視聴者の期待と、実際に提供される物語との間に大きなギャップが生まれ、「期待外れ」という評価につながるでしょう。
この初期段階での評判の形成は、特に毎日放送される朝ドラにとって、長期的な視聴率と人気に直結する極めて重要な要素となります。
NHKと朝ドラの未来への影響
先日、デイリースポーツでこんな記事がありました。
NHK大阪放送局(BK):平局長が「数字へのこだわりはないです」発言
NHK大阪・平局長 金子隆博氏のサックス演奏に「心にくる音楽になっているだろう」|東スポWEB https://t.co/Qc2hl8YH7e
— 東スポ (@tospo_prores) June 19, 2025
大阪局制作の作品では24年度後期の「おむすび」が平均世帯視聴率を歴代最低を記録。
平局長は「数字へのこだわりはないです」としつつ、
引用元:デイリースポーツ
「とにかく多くの人に見ていただいて、元気づけられるね、あるいは、楽しいねとか。そういう共感のドラマを現場は作っていると思う。皆が大事な、伝えたいメッセージを番組に込めて作れるか、というところを見ていきたい」と、語った。
NHK大阪放送局(BK):平局長が「数字へのこだわりはないです」との記事。
これは、ちょっと困りものです。



「数字へのこだわりはないです」と言っている時点で
朝ドラを見てほしい!という気概が全く感じられません。
朝ドラはNHKの「顔」であり、その成功は局の信頼性や視聴率に直結します。
もし朝ドラ『ばけばけ』が視聴者の期待に応えられず、「つまらない」という評価が定着してしまった場合、それは単に一作品の失敗に留まらず、NHK全体のブランドイメージ、ひいては今後の朝ドラシリーズ全体の方向性にも影響を及ぼしかねません。
近年、朝ドラは多様なテーマや演出に挑戦し、視聴者の反応も様々でした。
例えば、朝ドラ「おむすび」では「ギャル」をテーマに挑戦しましたが、朝ドラ歴代最低視聴率を記録してしまいました。
こうした中で朝ドラ『ばけばけ』が大きくつまずけば、NHKは今後の朝ドラ制作において、より保守的な路線に戻る可能性も考えられます。
これは、新たな挑戦や創造的な試みが抑制され、結果として朝ドラ全体の魅力が低下する「朝ドラ疲れ」を招くかもしれません。
視聴者の信頼を失うことは、次の作品への期待値低下にもつながり、負の連鎖を生む可能性があります。
朝ドラという国民的コンテンツの未来を左右する意味でも、『ばけばけ』の成否は大きな注目を集めています。
▼NHKに「喝」を入れるためにも視聴率を注視します。
▶▶▶ばけばけ視聴率推移一覧『グラフ』でおむすびと比較する速報
朝ドラ「ばけばけ」つまらないし面白くない?ひどい理由はコレ!まとめ
ここまで、『ばけばけ』が放送前から「つまらない」「面白くない」と囁かれる具体的な理由を深掘りしてきました。
ラフカディオ・ハーンのモデルとなるレフカダ・ヘブン役のトミー・バストウ氏の身長問題に象徴されるキャスティングの違和感は、歴史的リアリティへの配慮不足として、視聴者の信頼を揺るがす可能性があります。
また、妖怪というテーマが朝ドラの従来の視聴者層にどう受け入れられるかというジャンル的なミスマッチ、そして脚本家であるふじきみつ彦氏の「何も起きない物語」という作風は、日々の視聴を継続させる上での大きなハードルとなるでしょう。
これらの要素が複合的に絡み合い、視聴者の期待との間に大きなギャップを生み出す可能性が指摘されます。
もちろん、実際に放送が始まってみなければ本当の評価は分かりません。
しかし、これらの懸念点が、視聴者の皆さんの『ばけばけ』に対する初期の印象を大きく左右するであろうことは間違いありません。