虎に翼の猪爪家劇場と法廷劇の元ネタ!女医広瀬菊子のチフス饅頭事件

朝ドラ「虎に翼」の法廷劇の元ネタの史実は?女医広瀬菊子のチフス饅頭事件
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朝ドラ「虎に翼」の明律祭で中止になった法廷劇「毒まんじゅう事件」

元ネタの史実は広瀬菊子のチフス饅頭事件です。

朝ドラ「虎に翼」で山田よねが男子学生に股間蹴りをかました

明律祭の法廷劇「毒まんじゅう事件」のネタバレもします。

また、事件を再現する際、寅子の頭の中では猪爪家劇場が行われていました。

というのも、猪爪家劇場を通じて事件の関係者を自分の家族に当てはめたからです。


虎に翼の法廷劇「毒まんじゅう事件」の元ネタの史実である

広瀬菊子のチフス饅頭事件について実際の事件やドラマの模様など詳しく紹介します。

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目次

「虎に翼 新潟編」で判明!なぜ猪爪家劇場が登場したのか?寅子の自分事とするため

ライムライトで人気の「おまんじゅう」

虎に翼の新潟編、涼子様の喫茶店「ライムライト」

とっておきの料理として登場したのが

人気商品の「おまんじゅう」です。

明律大学女子部の学友でまんじゅうを作ったことを回想する

まんじゅうを作るシーンのイラスト

人気商品のまんじゅうは「毒まんじゅう事件」のおかげだと言う涼子様。

地主の森口の娘:美佐江が法律が難しいという問い判例を自分事として考える事を助言

その場にいた、涼子様の付き人、玉の英語教室の生徒:美佐江から

法律が難しくて頭に入ってこないのだが、

どのように理解しているのか聞かれた寅子。

寅子は、理解の糸口を一つ見つけることと助言し、

頭のなかで、事件の関係者を自分の家族に当てはめ、

判例が自分事に置き換えて考えたことをアドバイスします。


これが、「猪爪家劇場」が登場した理由です。

では、猪爪家劇場を通じて毒まんじゅう事件の元ネタである

女医広瀬菊子によるチフス饅頭事件を詳しく紹介します!

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朝ドラ「虎に翼」の法廷劇の元ネタの史実は広瀬菊子のチフス饅頭事件!猪爪家劇場と共に解説!

広瀬菊子の似顔絵

1939年に発生した神戸市のチフス饅頭事件で有名な広瀬菊子の物語は、彼女の医学生活と恋愛、犯行動機、そしてその後の人生にわたります。

広瀬菊子の医学生活と恋愛

猪爪家劇場のはると優三のイラスト

広瀬菊子は、1924年に東京女子医専(現在の東京女子医科大学)を卒業し、医師として活動しました。

その後、神戸市立市民病院で働きながら、医学生だった副院長と恋仲になりました。

彼女は副院長が医師になるまで待つことにし、実家で医師として働きながら彼に学資を送り続けました。

チフス饅頭事件の背景

猪爪家劇場の花江と直言とはるのイラスト

しかし、副院長が医師になった後、広瀬は彼から冷たくされ、家族からも離縁を言い渡されました。

このことがきっかけで、彼女は「チフス饅頭事件」の犯行に及びます。

事件の詳細と犯行動機

猪爪家劇場のはるのイラスト

広瀬はチフス菌を饅頭に仕込み、偽名で副院長宅に送りました。

これを副院長の妹が職場の小学校へもっていき教師たちに配りました。

この饅頭を食べてしまい、結果として、12人が感染し、1人が亡くなりました。

彼女の犯行動機は、恋愛に対する絶望と離縁がきっかけでした。

広瀬菊子の逮捕と裁判

事件後、広瀬は犯行を認め、逮捕されました。

連日、新聞で報道させるようになり、広瀬菊子にも同情する声が上がるほどでした。

裁判では有罪判決を受け、懲役8年の刑が言い渡されました。

刑の実行と模範囚としての生活

広瀬は模範囚として早期出所し、中国大陸に渡り終戦を迎えました。

引き揚げ後は故郷で市議会議員も一期務めました。

医師免許が復活した後は、晩年まで医師として活動しました。

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朝ドラ「虎に翼」の明律祭の法廷劇「毒まんじゅう事件」のネタバレ

山田よねのイラスト
山田よねのイラスト

法廷劇では、防虫剤が入った「毒まんじゅう」を食べた家族の一人が亡くなってしまった出来事を法廷としてとりあげます。

寅子が明律大学女子部の2年生になると、同期の学生数が20人に減り、1クラスだけに。

明律大学女子部への入学数も少なくなり危機感を持つようになります。

女子部存続のため、宣伝になると、法廷劇をやろうとします。

医学生の乙蔵に恋に落ちた女給の甲子が恋に落ちるが、結婚はできないと捨てられ、甲子が乙蔵一家を防虫剤入りの「毒まんじゅう」で苦しめと食べさせ、結果、祖父が亡くなり、自身は懲役8年になる


このような内容の法廷劇をやります。

この法廷劇は、男子学生と女子部のもみ合いになり、山田よねが股関蹴りをして脚を痛めるなど、

結局、劇自体が中止になってしまいます。

でも、本当に防虫剤入りのまんじゅうで人が亡くなるのか「はて?」と思った寅子が山田よねと共に、その真相に迫ります。

自宅で、毒まんじゅうを再現させるため、寅子の母親である「はる」や女学校時代から付き合いのある義理の姉「花江」も巻き込んで、検証します。

また、この法廷劇自体も明律大学の学長が同情を買うため、元の事件を「悲劇な女性を女性が弁護する」ように事実を捻じ曲げて脚色したことが判明します。

この元の事件こそが、広瀬菊子のチフス饅頭事件となります

結果、まんじゅうは防虫剤でなく、「チフス菌」が入れられたことが分かり、無駄な時間を過ごしたという山田よねに寅子の母:はるは、「法律を目指す同志を得た」ので無駄ではないと諭します。

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朝ドラ「虎に翼」ストーリーの概要

裁判官になった猪爪寅子
佐田寅子のイメージ図

昭和4年(1929年)、日本初の女性専門の法律学校が開設されました。

そこには、当時の社会に適応できないで、不安や抑圧を感じる女性たちが集いました。

「虎に翼」物語の主人公である猪爪寅子もその一人です。

彼女たちは、「魔女部」と揶揄される学び舎で法律を学び、

自らの職業への道を切り開く覚悟を決意しました。

その法律学校から昭和13年(1938年)、日本初の女性弁護士が誕生しました。

女性弁護士の一人にもちろん、寅子もおり、彼女たちは全国的に注目を集めました。

でも、彼女たちが弁護士として社会に進出した時節、日本は戦争への道を歩み始めていました。

彼女たちは法律の知識を得た翼で羽ばたこうとしましたが、

その翼はもぎ取られて、失速してしまいました。

昭和20年(1945年)、焼け野原の中で立ち尽くす寅子は全てを失いました。

でも、過去に学んだ法律だけが、生き抜くための糧でありました。

寅子は裁判官になることを決意し、

戦争で亡くした親や困難に立ち向かう女性や子どもたちのために、

家庭裁判所の設立に尽力しました。

そして、寅子はついに裁判官となりました。

寅子と仲間たちは、政治や経済では解決できない、

困難に立ち向かう人々の世界を理解し、

その苦境から救うために情熱を持って取り組みました。

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朝ドラ「虎に翼」猪爪家劇場と法廷劇の元ネタ!女医広瀬菊子のチフス饅頭事件まとめ

朝ドラ「虎に翼」の明律祭で、おじゃんになった法廷劇「毒まんじゅう事件」の元ネタの史実は広瀬菊子のチフス饅頭事件を紹介しました。

また、明律祭の法廷劇「毒まんじゅう事件」のネタバレも紹介しました。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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