NHK2024年度下期連続テレビ小説:朝ドラ「おむすび」の時代設定・時代背景や考証がおかしい所を紹介します。
朝ドラ「おむすび」の時代設定・時代背景や考証がおかしい理由として、
- ギャル文化の描写が物足りない
- 野球の応援に「モンキーターン」は使っておらず時代考証が不十分
- 自転車にヘルメットは使用せずコンプライアンス重視しすぎで逆に変
と言った具合で、「おむすび」の時代設定・時代背景や考証がおかしい所を紹介します。
最低といわれた朝ドラ「ウェルかめ」以下にならないよう警鐘という観点でご紹介します!
朝ドラ「おむすび」の時代設定がおかしい!その理由とは?
朝ドラ『おむすび』は、2004年を舞台にした作品です。
ヒロインの米田結がギャル文化と出会い、栄養士として成長していく物語です。
しかし、この作品にはいくつかの時代設定や文化描写に関する
問題が指摘されていますのでご紹介します。
- 2000年代初頭のギャル文化の描写が物足りない
- 2004年に野球の応援で「モンキーターン」は使っておらず時代考証が不十分
- 自転車にヘルメット?コンプライアンス重視しすぎで逆に変
2000年代初頭のギャル文化の描写が物足りない
ギャル文化の描写についてですが、視聴者からは「当時のギャルらしくない」という声があがりました。
特に、橋本環奈が演じるキャラクターのファッションやメイクが、
平成時代のギャル文化を正確に反映していないとの批判があります。
具体的には、金髪や派手な服装は見られるものの、
当時流行していたルーズソックスや厚底ブーツなどの要素が欠けていると指摘があります。
2004年のギャル文化とは?
ギャル文化は、2000年代初頭に日本の若者の間で爆発的な人気を誇りました。
その特徴は、派手なメイクや独特なヘアスタイル、そしてカラフルで個性的なファッションにあります。
特に、厚底靴やミニスカート、そして大胆な色使いが目を引き、若者たちの自己表現の手段として広まりました。
このようなファッションは、単なる流行にとどまらず、当時の若者たちのアイデンティティを形成する重要な要素となりました。
ギャル文化の広がりには、音楽やメディアの影響が大きく関与しています。
特に、ポップミュージックはギャルたちのライフスタイルを象徴する存在です。
彼女たちが好むアーティストや楽曲は、ファッションやトレンドに直結していました。
また、ファッション雑誌も重要な役割を果たし、最新のスタイルやメイクのテクニックを紹介することで、若者たちの間での流行を加速させました。
ギャル文化は、若者の自己表現の手段としてだけでなく、社会的なステレオタイプを打破する動きとしても注目されました。
特に、従来の美の基準に挑戦し、多様性を受け入れる姿勢が評価されました。
このギャル文化により、女性の社会進出や自己主張の重要性を強調し、若者たちに新たな価値観を提供しました。
結果として、ギャルたちは自らのスタイルを通じて、社会に対する意見を表明することができるようになりました。
2004年に野球の応援で「モンキーターン」は使っておらず時代考証が不十分
物語内で使用される音楽にも問題がありました。
例えば、第9話で、糸島東高校に通う幼なじみの野球部員・古賀陽太(菅生新樹)の試合を応援するシーンで、
2004年には存在しなかった『モンキーターン』という曲が流れました。
野球ファンの視聴者からは「時代考証が不十分」との批判がありました。
これらの点から、『おむすび』は視聴者にとってリアリティを欠く作品と見なされているようです。
そして福岡西高校の決勝戦でもモンキーターンが・・・オイオイ・・これだけ話題になってもまた出すのかと・・
モンキーターンとは?
『モンキーターン』は、2011年に千葉ロッテマリーンズが採用したチャンステーマです。
『モンキーターン』は、もともとパチスロ機の楽曲として作られた「SG RUSH 優勝戦」という曲です。
千葉ロッテマリーンズがこの曲を応援歌として採用したのは、
当時の応援団長であったジンさんの提案によるものでした。
特徴としては
- 軽快なテンポ
- 印象的なトランペットの旋律
が挙げられ、野球場での応援に適した盛り上がりのある曲調となっています。
千葉ロッテマリーンズでの採用以降、『モンキーターン』は次第に高校野球界にも広まっていきました。
現在では、甲子園大会などの高校野球の試合でもしばしば演奏されるほど人気を博しています。
このように、『モンキーターン』は千葉ロッテマリーンズの応援歌としてスタートし、
その後プロ野球の枠を超えて高校野球の世界にまで浸透した、独特の経歴を持つ応援曲となっています。
自転車にヘルメット使用した?コンプライアンス重視しすぎで逆に変
『おむすび』では、物語の舞台が2004年の福岡県糸島市であるにもかかわらず、
主人公が自転車に乗る際に必ずヘルメットを着用していることに違和感を感じました。
平成16年(2004年)当時のが自転車通学でヘルメットを被っている生徒は少なかったため、この描写に不自然を感じたし視聴者が多かったです。
筆者が住んでいた埼玉県の山間部ではヘルメットを着用していた
筆者は当時埼玉県に住んでおり、自転車通学自体は禁止されていました。
なお、埼玉県の山間部の地域で自転車通学が認められているのか、
通学で自転車に乗る際に、ドラマ同様の白いヘルメットをしていました。
それでも、私服で自転車に乗る際はヘルメットはしていませんでした。
改正道路交通法のせい?
朝ドラ「おむすび」では通学シーンだけでなく、プライベートの時間で自転車に乗る際もヘルメットをしています。
筆者が考えるには、2023年からの改正道路交通法によって
自転車に乗るすべての人がヘルメット着用を義務化されたことが影響していると考えます。
時代設定とコンプライアンスを比べた際、
朝ドラ製作者サイドが、後者の「コンプライアンス」を選択した結果ですね。
朝ドラ「おむすび」の背景や考証が雑だ
ドラマ「おむすび」は2004年を舞台にしており、特にギャル文化が描かれています。
この時代設定が不自然に感じられる理由はいくつかあります。
平成ということで時代背景が近すぎて懐かしさがない
まず、視聴者からは「時代背景が近すぎて懐かしさがない」という意見が多く見られます。
「失われた30年」と言われる平成時代を描くこで当時の社会や文化を再認識しようとしています。
特に、平成世代には懐かしさを感じる一方で、Z世代にはリバイバルブームとして受け入れられています。
一方、中高年層にとっては、平成時代は子育てや仕事に追われていた時期であり、新鮮さが欠けていると指摘されています。
ガラケー使用でも最近の設定と錯覚してしまう
登場する技術や文化が現代と比較して古く感じられる点も挙げられます。
例えば、ガラケーの使用が描かれていることから、視聴者は「なぜ最近の設定ではないのか」と疑問を持つことがあります。
これは、視聴者が実体験した時代であるため、リアリティや共感を得るのが難しいという側面もあります。
史実に基づかず時代の背景や考証が雑になってもオリジナルで誤魔化せる
また、「おむすび」はオリジナルドラマであり、史実に基づかない
完全なフィクションのため、視聴者は物語に対する期待感や興味を持ちづらいという意見もあります。
特に過去の朝ドラでは実在の人物や出来事を基にした作品が多く、
歴史的背景や実在の人物との関連性について、ギャップを楽しむことができました。
一方、朝ドラ「おむすび」では、史実に基づかないため、その要素を楽しむことができません。
このような理由から、「おむすび」の時代設定は視聴者にとって不自然に感じられることがあります。
まぁ、オリジナルということで、神経質にならず、今後の展開において、
この時代の背景や考証がどのように活かされるか注目されますね。
朝ドラ「おむすび」ストーリーの概要
2024年度後期朝ドラ【おむすび】
— NHK大阪放送局 (@nhk_osaka_JOBK) August 29, 2023
主演 #橋本環奈 さんのスペシャルインタビューがきょうの「ぐる関」で放送されました✨
【おむすび】を楽しみにしてくださっているみなさん、橋本環奈さんからメッセージです
ぐるっと関西おひるまえ
インタビュー全編はNHKプラスで配信中👇https://t.co/CetxOY6ygO pic.twitter.com/AOwnOA8J2B
平成、令和と失われた30年を力強く突き進む主人公の米田 結(よねだ・ゆい)
結は、自分らしくポジティブに生き、周りにどう思われるかは関係なく、
自らを思いっきり楽しんで我が道をゆく、「ギャル」なのである。
そんな結はあることが契機に、「人のために役立つ喜び」に気づく、
そして、その手段として選んだのが「栄養士」だった。
「人は食で作られる。食で未来を変えてゆく」
最初は、身近の愛する家族のために思い始めたことが、
次第に、仕事を通じて巡り合う子供や患者たちをはじめ身近な人々のために、
そして、日本全国に住む私たちの幸福へと向けられるようになります。
どんな状況下においても、我が道を大切にする「ギャル魂」をマインドとして、
平成から令和へと移り変わる時代を、思いっきり楽しんで、時には悩みつつも生き抜いてゆく。
朝ドラ「おむすび」は、このように「やっかいで素晴らしい世界」を
主人公の米田 結(よねだ・ゆい)が明るく楽しく生きてゆく物語です。
おむすびの時代設定がおかしい!朝ドラの背景や考証が雑だ!まとめ
2024年度下期連続テレビ小説:朝ドラ『おむすび』でいくつかの時代設定や文化描写に関する
問題が指摘されていますのでご紹介しました。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。