2024年前期連続テレビ小説:朝ドラ「虎に翼」
朝ドラ「虎に翼」の主人公猪爪寅子が通う明律大学女子部の同級生
男装をする「山田よね」について
- 男装をする同級生山田よねをネタバレ
- 山田よねのモデルになった久米愛氏
- 山田よね役のキャスト土居志央梨さん
- 幼少期の山田よね役キャスト子役の早瀬憩さん
について紹介します。
男性に負けたくないから男装をする山田よね
実家が貧しい農家で15歳で売られそうになり東京に逃げてきた山田よね
この記事では、朝ドラ「虎に翼」寅子の同級生:山田よねのネタバレとモデルになった久米愛氏、
そして、山田よね役の土居志央梨さんについて詳しく紹介します。
朝ドラ「虎に翼」寅子の同級生:山田よねをネタバレ!
朝ドラ「虎に翼」主人公:猪爪寅子の同級生の山田よねについて紹介します。
山田よねは貧しい農家の出身!売られそうになり逃げてきた
山田よねは、実家が貧しい農家、5人兄弟の3番目です。
父親は飲んべいで、姉の長女は15歳の時に売られてしまいました。
そして、山田よね自身も15歳の時に売られそうになり、
髪をショートカットにするなど対抗しますが、最終的には東京に逃げ出します。
東京の上野の繁華街にあるカフェ「燈台」の2階に間借りして暮らします。
寅子と同じように、高等文官司法科試験(現在の司法試験)に臨みます。
そんな、山田よねをネタバレします。
同級生:山田よねをネタバレ
虎に翼の山田よねについてネタバレをまとめます。
- 明律大学女子部入学直後、自己紹介する寅子に「うっとうしい」とディする
- よねを尾行する寅子は、地裁に入っていくのを目撃し、自身も初めて裁判を傍聴し、よねは傍聴から学んでいることを知る。
- 寅子が初めて傍聴した離婚裁判で妻の財産は夫に管理されない判決が出たが、夫は何も反省しないと法が無力であると悔しさをだす。
- 寅子とおなじ雲野法律事務所で働くが、寅子の妊娠を知ると冷たくあたる。(寅子は法律事務所を辞めることに。)
- 戦地から帰ってきた轟を蹴とばし、花岡が好きだったこと真剣に話を聞いてあげて、轟に法律事務所設立の協力を仰ぐ
- 戦争孤児道男について、寅子が何度も相談しにいき、引き取るべきかと聞かれ、所詮他人で無理があると伝える「現実はこうだ」切り捨てられて諦める苦しさを言う寅子に、いなくなるか分からんやつに手を貸せることは何もないと突っぱねる
- そんなやり取りを聞いていた轟から、寅子が去った時お前は心の底から傷ついた、だから関わるのが怖いんだ。生きてりゃ道が離れることもまた交わることもあるさと悟られる
- 寅子が新潟にいる間に弁護士資格を取得
- 事務所の名前をどっちが先にするかじゃんけんで勝って無事に「山田轟法律事務所」となる
- 解雇された雲野法律事務所の雲野から原爆裁判で万一のことがあったら助けてほしいとの要望に即決で引き受けた
- よねの男装は男になりたいわけでなく、女を捨てたかっただけ、恋愛なんてくだらないと発言
- 司法研修の時にライアンから「ヨネヨネ」とニックネームを付けられたが嫌がり、ライアンは「山田さん」と呼ぶことに
原爆裁判で山田よねが「意義のある裁判にするぞ」と寅子に宣言
雲野先生が亡くなり、岩居弁護士とともに、原爆裁判に携わることになった山田よねと俺たちの轟。
去り際に山田よねが「意義のある裁判にするぞ」と小声で寅子に伝えます。
2人の髪の毛にメイク室と私が反射してますが、大好きなカット。
— 土居志央梨 Shiori Doi (@doi__n) September 3, 2024
原爆裁判、見届けていただけたら嬉しいです🙇#虎に翼 pic.twitter.com/ArMZ0Xu87h
昭和36(1961年)年6月鑑定人尋問
昭和36(1961年)年6月に鑑定人尋問が行われました。
- 国際法学者 保田敏明 非交戦者である一般市民に惨害を及ぼす無差別爆撃を禁止する原則に背いている
- 国際法学者 嘉納隆義 原爆投下が国際法違反だとは必ずしも断定できない
嘉納隆義に対する山田よねの反対尋問
国際法上禁止されていなければどんな残虐な戦闘行為でも違法ではない。
主権在民の日本国憲法において個人の権利が国家に吸収されることはない。
憲法と国際法および国際条約の規定と法的にはどちらを上に考えればよいか?
原告は 「今」を生きる被爆者ですが?
という反対尋問した山田よね
原告の吉田ミキさんが法廷に立ってくれることに
原告の吉田ミキさんが法廷に立ってくれるそうだと岩居が喜ぶが、
彼女だけが矢面に立てばこの先、どうなってしまうのかと心配する轟。
そこによねがどの地獄で何と戦いたいのか決めるのは彼女だと岩居と轟に伝えた。
これを受けて、昭和36年(1961年)12月、翌月の東京地裁に当事者尋問の申請がされた。
上京してきた吉田ミキさんだが・・
上京してきた吉田ミキさんだが、上野駅に降りた際、振り返る人をみて、
美人コンテストに優勝したことを思いだした。振り返る人の顔つきは違っていたがとよねに話す。
「かわいそうな女が同情をかえる」という吉田ミキさんに山田よねは
「無理することはない、やめましょう、あなたを矢面に立たせるべきではない」と
「声を上げた女にこの社会は容赦なく石を投げてきて、傷つかないなんて無理」と進言します。
それでもつらくて苦しい事を聞いてほしいという吉田ミキさんに、策は考えるという山田よね。
そして、当事者尋問は取りやめ、原告代理人が手紙を代読することになった。
吉田ミキさんのつらい気持ちを代読する俺たちの轟
法廷で吉田ミキさんの手紙を読む轟
吉田ミキさんの話を聞く岩居や山田よねや轟や竹中記者
- 21歳の時に、広島で爆心地から2キロの時点で被ばく
- 体が燃え、皮膚はボロボロで顔・頭・胸・足に被害を受けた
- 娘を産んだ際、原爆で乳腺が焼けてしまい乳をやれなかった
- 3度目の流産を期に夫は家を出て行った
- ただ人並みに扱われて穏やかに暮らしたい
「助けを求める相手は国以外に誰がいるのでしょうか」と手紙を締めた。
原爆裁判は昭和38年の3月に最終弁論が、のこりは判決を言い渡すだけになった。
判決の主文後回しで判決理由の要旨を読み上げた
判決主文を後回しに判決理由の要旨を読み上げたのは民事裁判で異例であった。
長崎・広島の原爆投下に関して、破壊力から無差別爆撃であることは明白、
当時の国際法から見て違法な戦闘行為。
個人の損害は損害賠償請求権は、国際法上の主体性が認められず
権利が存在するとする根拠はない。
裁判所の職責ではなく立法府である国会および行政府である内閣の職責で
原爆被害者全般に対する救済策を講ずることができる。
本訴訟を見るにつけ政治の貧困を嘆かずにはおられないのである。
主文、原告らの請求を棄却する。
主文、原告らの請求を棄却する。
8年間行われたぶ原爆裁判は国側の勝訴で閉廷した。
- 原爆投下と国際法(裁判所の判断として世界初)
- 救済策の必要性(国に被爆者支援を望む)
国際法違反の判断の判決を維持するため、原告は控訴はしませんでした。
また、原爆裁判は、世界にも注目され、被爆者援護施策や原水爆禁止運動の一役を担いました。
山田轟法律事務所では・・
山田轟法律事務所で、控訴はしなくてよいのか岩居に聞く山田よね。
岩居は原告達に負担は掛けたくないというと、轟が国際法違反の判決があると言い出す。
そこで、被爆者救済の立法を求める活動をしようと岩居と轟は考え、
雲野もそういうに違いないと「原爆被害者救済弁護団、結成」と言い出す俺たちの轟。
寅子がやってきて・・
言葉がでないで黙礼する寅子に山田よねが
黙って飲めとお酒を注いで、一気に飲み干し、
できることはやったが原告の被爆者の方々が救われた訳ではないと考える寅子であった。
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美位子の弁護をする山田よね
斧ヶ岳美位子(演:石橋菜津美)が実の父親の命を奪い、尊属サツ人罪に問われたという重いテーマが描かれています。
この事件の弁護を担当するのが、山田よねと俺たちの轟です。
山田よねは美位子の苦しみを理解し、彼女を救うために全力を尽くします。
よねは、尊属サツ人罪の重罰規定が憲法違反であると主張し、正当防衛や緊急避難を理由に減刑を求めます。
彼女の弁護活動は、法の下の平等を強調し、社会に大きな影響を与えるものとなりました。
轟太一は、よねのパートナーであり、冷静で論理的な弁護士です。
彼はよねと共に美位子の弁護に取り組み、法的な観点からのアプローチを提供します。
太一は、事件の背景や美位子の置かれた状況を詳細に調査し、裁判での戦略を練ります。
彼の冷静な判断と論理的な思考は、よねの情熱的な弁護を支える重要な役割を果たしました。
美位子のつらい思いを航一に代弁する山田よね
よねは、美位子のこれまでの事を話し、救いようがない世の中を少しだけでもマシにしたいと航一に訴えます。
よね自身も父親から虐待を受けた経験があり、「こんな理不尽が許されてたまるか」と決意を固めました。
涼子が司法試験合格するが司法修習を受けないことにハァ?のよね
山田よねが試験対策をして、無事涼子が司法試験合格するが司法修習を受けないことにハァ?のよねと寅子。
涼子は「世の中への私なりの股間の蹴り上げ方かしら」
とよねの法廷劇の股関蹴りを例に、
かわいそうで不幸な存在に落とし込もうとする世の中に
弁護士になれなかったんじゃなくならなかったを意地を見せたかった涼子は、
法律を教える場を作りたいと言い出し、新潟でも心の中で「よねを住まわせていた」という。
よねは、人をあの世にいるみたい、心じゃなくて直接聞けばいいだろと墓穴をほり、
直接聞きに行っていいの!と寅子から言われる始末。
涼子の合格祝いで朝帰りし、美位子に・・・
朝帰りしたよね、美位子に最高裁への上告が棄却されてもここにいたければいればよい。
でも依頼人の話を盗み聞きして、自分の身に起きたことと比較するためならやめろと言い出します。
よねもおっさんに買われた一夜の事が耐えられなくなったことを打ち明けます。
そして、美位子がかわいそうで不幸ではなく、父親が、世界が、法律がクソだとよねの心を分かってほしいと伝えます。
最高裁判所に挑む山田よね
美位子は父親の命を奪い、尊属サツ人の罪に問われましたが、
よねはこの事件を通じて刑法200条の尊属サツ人罪が憲法14条に違反していると主張した裁判は最高裁判所まで。。
お偉い15人の先生の前で弁論する山田よねはおじけづくが、
この憲法に見合った世の中になっているのかどうか考えていた。
弱小山田轟法律事務所が故に、よね自身も普段の振る舞いとはいかず・・
俺たちの轟「うぁ~やまだぁ!」
そんな山田よねをみた俺たちの轟は
心を痛めてる暇も緊張してる暇もないぞ!といって喝をいれ、
轟とともに答弁の練習をします。
山田よねの主張
山田よねは、昭和25年に言い渡された刑法 第200条の最高裁合憲判決
基本的な理由となるのは人類普遍の道徳原理。
「はて?」
道徳の原理を踏みにじったのは誰か?
人類普遍の道徳原理ならば、社会と我々も畜生道に墜ちたと言わざるをえない、いや、クソだ。
尊属サツの重罰規定が憲法 第14条に違反しないものとするならば
無力な憲法、司法、社会を嘆かざるをえない!
著しく正義に反した原判決は破棄されるべきと訴えました。
原判決を破棄する
桂場から「原判決を破棄する」との判決が。
尊属サツに関する刑法200条は普通サツに関する刑法199条の法定刑に比べ著しく差別的であり
憲法14条1項に違反して無効であるとの理由からである。
安堵するよねと轟
笑ってはいけない山田よね
#虎に翼
— 土居志央梨 Shiori Doi (@doi__n) May 17, 2024
今週もありがとうございました。
食べてないのに美味しいか聞いてくる人 pic.twitter.com/qJQJ5jsQD8
食べる所みたがる寅子。
山田よねのモデルになった久米愛氏
久米愛さんのプロフィールを紹介します。
久米愛さんのWikiプロフィール
1911(明治44)年12月 | 大阪府生まれる(旧姓は保原) |
夕陽丘高等女学校→津田英学塾(現・津田塾大学)→明治大学専門部女子部入学 | |
1938(昭和13)年 | 高等文官司法科試験(現在の司法試験に相当する試験)に合格 |
1946(昭和21)年 | 明治大学短期大学教授として1969(昭和44)年まで務める |
1950(昭和25)年 | 日本婦人法律家協会(現・日本女性法律家協会)を設立し会長に就任 |
1959(昭和34)年 | 政府代表として国連総会に出席、婦選会館理事を務め、女性運動をけん引する。 |
1976(昭和51)年 | 7月14日65歳で逝去 |
戦後日本!女性の希望の星:女性弁護士が誕生
1946年、日本国憲法施行したことにより、女性参政権が実現しました。
女性の権利が広まる中、女性初の弁護士として久米愛さんは活動を開始します。
昭和の時代に女子力をみせた:社会変革への情熱
久米愛氏は日本国内の弁護士活動だけにとどまらず、
国連といったグローバルな社会活動にも参画しました。
- 日本婦人法律家協会設立
- 国際婦人年世界会議日本代表
- 国連女性の地位向上委員会委員
この活動を通して、久米愛さんは、女性の権利向上、社会進出、国際貢献と幅広く活動し、昭和の時代に女子力を見せつけました。
朝ドラ「虎に翼」山田よね役のキャスト土居志央梨さん
土居志央梨(どい しおり)さんは、1992年7月23日生まれ、福岡県出身の女優です。
京都造形芸術大学映画学科俳優コースを5期生として卒業後、
2013年10月に公開された映画「彌勒 MIROKU」でスクリーンデビューしました。
土居志央梨さんの出演映画作品
土居志央梨さんの出演映画の主な作品は以下の通りです。
- 彌勒 MIROKU
- 赤い玉、
- リバーズ・エッジ
- 二人ノ世界
映画「赤い玉、」では、いじめを受ける少女を演じ、その演技力で高い評価を得ました。
また、映画「二人ノ世界」では、バイク事故によって首から下の自由を失った永瀬正敏さんが演じる俊作と、
盲目のヘルパーである土居志央梨さん演じる華恵の奇妙な介護生活を描いています。
二人の心の交流や真実の愛が、観客の胸に刺さると感じると評判が高い映画でした。
土居志央梨さんの出演ドラマ作品
土居志央梨さんの出演ドラマの主な作品は以下の通りです。
- 水戸黄門 第43部
- おちょやん
土居志央梨さんの趣味と特技
趣味は生演奏での歌唱です。
特技はクラシックバレエ(レッスン歴16年)とピアノです。
朝ドラ「虎に翼」山田よね(幼少期)役のキャスト早瀬憩さん
山田よねの幼少期は早瀬憩さんが演じます。
実家が貧しい農家で姉が売りに出され、
自身が15歳で売られそうになり抵抗して、東京に逃げてきた模様が考えられます。
男装の山田よねが誕生するまでのルーツを追うことができます。
渾身の演技に期待したいですね。
- 早瀬憩(はやせ いこい)
- 2007年6月6日生まれ
- SpaceCraft所属
- 2019年「デビュー”推しメン”合同面接会&宣材撮影会 2019 秋」の合格を期に、芸能界入り
- 2023年のドラマ「ブラッシュアップライフ」では門倉夏樹(夏帆)の中学時代役を、また「うちの弁護士は手がかかる」では天野杏(平手友梨奈)の中学時代役を演じる。さらに、2024年の映画「違国日記」では新垣結衣とW主演を務め、『からかい上手の高木さん』北条 役を演じます。
虎に翼ネタバレ山田よね!モデルは久米愛!キャストも紹介!まとめ
2024年前期連続テレビ小説:朝ドラ「虎に翼」
朝ドラ「虎に翼」主人公猪爪寅子が通う明律大学女子部の同級生
男装をする「山田よね」について
- 男装をする同級生山田よねをネタバレ
- 山田よねのモデルになった久米愛氏
- 山田よね役のキャスト土居志央梨さん
- 幼少期を演じる子役の早瀬憩さん
について紹介しました。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。